熊野三山と西国一番札所 その1

西国巡礼を行っていて、満願までもう少しというところまで来ています。で、残された札所の中で一番行きにくいところが、一番札所である青岸渡寺。
ここは、電車で行くにしても車で行くにしても、全札所の中で自宅から一番時間がかかるところ。そんな条件があって、ずっと後回しにしてきましたが、先日の休みの日に一念発起してお参りすることにしました。
せっかく行くんですから、ここは多少無理をして熊野三山も合わせてお参りすることにきめました。この決意のおかげで、4時起き5時出発という日帰りのけっこう無茶な段取りになったわけですが・・・・(^^ゞ
まずは、熊野本宮大社へ。5時過ぎに出ても着いたのは9時。ほんと、遠かった・・・。
■熊野本宮大社■
「熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は和歌山県田辺市本宮町にある神社。熊野三山の一つ。家都美御子大神(けつみみこのおおかみ、別名:熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)、熊野加武呂乃命(くまぬかむろのみこと))を主祭神とする。
現在の本殿には上四社(上記参照)の4柱が祀られている。中四社と下四社の神は旧社地である大斎原(おおゆのはら)に小さな祠が建てられて祀られている。
現在の社地は山の上にあるが、1889年(明治22年)の大洪水で流されるまで、社地は熊野川の中州にあった。社地は創建以来その中州にあったと思われ、明治の洪水が起こるまでは社殿が流されることはなかったが、明治以後、山林の伐採が急激に行われたため、山林の保水力が失われ、大規模な洪水を引き起こしたと考えられている。現在、旧社地の中州は「大斎原」(おおゆのはら)と呼ばれ、日本一高い大鳥居(高さ33.9m、横42m、鉄筋コンクリート造、平成12年完成)が建っている。なお、その時の大洪水で被災した上流の十津川村集落の住民の一部が移住した先で開墾したのが北海道の新十津川村である。
伝説によると、熊野坐大神は唐の天台山から飛来したとされている。熊野坐大神(家都美御子大神)は、須佐之男命とされるが、その素性は不明である。太陽の使いとされる八咫烏を神使とすることから太陽神であるという説や、中州に鎮座していたことから水神とする説、または木の神とする説などがある。}(Wikipediaより)
本宮001  本宮002
左:鳥居の奥の杉木立を抜けると境内に行けます。
右:参道の向こうに見える神門。その奥に社殿があるのですが、神門内は撮影禁止となっていました。檜皮葺き屋根の古式蒼然とした社殿はすべて国の重要文化財。
本宮003  本宮004
左:拝殿。これは撮影禁止ではないようです。
右:黒い郵便ポスト、通称「八咫ポスト」。ちゃんと郵便の収集に来るみたいです。
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宝物殿。何気なく置いてあるのが国宝だったりして、ちょっと笑えました(^^ゞ
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左:熊野本宮大社がもともとあった場所、大斎原に立てられた日本一の大鳥居。あまりの大きさに畏敬を通り越えて、馬鹿馬鹿しいと思ったんですけど・・・(^^ゞ
右:熊野本宮大社旧社地大斎原。こちらの方が再建された大社より神々しい感じがしますねぇ。
次は、熊野速玉神社へ。1時間ほど車でい移動。
■熊野速玉神社■
「熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山県新宮市新宮1にある神社。熊野三山の一つ。熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神とする。
創建年代は不詳である。
熊野速玉大神は伊邪那岐神とされ、熊野夫須美大神は伊邪那美神とされるが、もともとは近隣の神倉山の磐座に祀られていた神で、いつ頃からか現在地に祀られるようになったといわれる。神倉山にあった元宮に対して現在の社殿を新宮とも呼ぶ。」(Wikipediaより)
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左:神社入口。思ったより街中にありました。
右:神門。ここは神門の奥は撮影できました。撮影禁止なのは本宮大社だけのようです。
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左:手前の三つ門(鈴門)が並んでいる奥の社殿が上三殿。
右:拝殿。孝謙天皇の御世に、日本第一大霊験所の勅額を賜り拝殿に掲げてあります。
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左:熊野神宝館。ここも、国宝や重要文化財がなんの飾り立てもせずに展示していました。
右:天然記念物「熊野速玉神社のナギ」(1940年〈昭和15年〉2月10日。高さ20m、幹回り6m。平重盛手植と伝えられています。樹齢推定1000年。見事ととしか言いようがありません。
川原家横丁
熊野速玉神社の駐車場のそばに川原家横丁がありました。川原家とは、江戸時代から昭和にかけて熊野川河口付近に建てられていた家で、洪水で水没する前に家を避難させるために解体、組み立てが簡単にできるよう釘を使わず造られた家です。その街並みを復元し、土産物屋としています。
その1はここまで。その2はまた後日UPします(^.^)/