湖西~湖北ドライブ その2

長浜城を後にして、以前来た時に時間の都合で行けなかったところ、長浜鉄道スクエアに向かいます。雨降らないで・・・・と願ってましたけど、ここにきて降りだしてきました。

旧長浜駅舎、長浜鉄道文化館、北陸鉄線電化記念館の3施設を総称して「長浜鉄道スクエア」と命名されました。

左:旧長浜駅舎は、1958年に日本鉄道記念物に指定されている歴史遺産です。1882年、北陸線の始発駅として建設されたものだとか。
右:出札口。ジオラマ風。

 
左:一・二等待合室から休憩室、駅長室なんかがあります。
右:隣接する長浜鉄道文化館は史料展示室になっています。鉄道クイズ・ジオラマ・鉄道おもちゃ・絵本などのコーナーもありました。

北陸線電化記念館には北陸線で活躍した車両2台が展示されています。

左:D51形793号 蒸気機関車。当初は市内の豊公園に保存されていましたが、現施設の前身である長浜駅資料館の開設に伴い移設されました。
右:ED70形1号 交流電気機関車。19両製造され、唯一1号機のみがここに保存されています。

長浜鉄道スクエアのちょうど向かいに「慶雲館」という施設が。これがなかなかのものでした。
「長浜の豪商・浅見又蔵氏が明治天皇の御休憩所として建築しました。 近代日本庭園の先駆者、七代目小川治兵衛(植治)が手がけた庭園は、国の名勝に指定されており、大きな起伏をつけた立体的な構成と巨石を用いた豪壮な意匠が見事。 長浜盆梅展の会場としても有名です。館名は当時の総理大臣であった伊藤博文の命名したと伝わっています。」(WEB上の説明より)
 
左:慶雲館入り口。ここから前庭までは見学無料。本館や主庭を見学するには300円かかります。
右:本館。 1887年(明治20年)竣工。総檜造・寄棟造・瓦葺で2階建の書院風建築。

 
左:玄関前庭にある茶室。本館とともに明治20年(1887年)に建設され「恵露庵」と名付けられています。
右:二階から眺める主庭。中央に深い涸池を配置するなど地形に大きな起伏をつけた立体的な構成の池泉回遊式庭園。ここだけでも300円以上の価値はあるかと。

 
左:本一階。
右:本館二階には両陛下をお迎えする為に「玉座の間」が設けられました。ちなみに明治天皇・昭憲皇太后夫妻は13時前に長浜港に到着し、同館で昼食および休憩をとったあと、13時45分発の列車で名古屋へ向かったとか。この滞在のために当時破格の1万円という建設費をかけたとか。今の価値に換算すると2億くらい?

この段階で余り時間も残されてなかったのですが、せっかく長浜に来たので黒壁スクエアにも行ってみました。向かう途中でいい感じの建物発見。
 
左:長浜旧開知学校。明治7年(1874)に町民の寄付によって神戸町(現在の元浜町の一部)に建てられた、現在の長浜小学校の前身となる洋風の木造校舎の建物で登録有形文化財。今はBARとして利用されているようです。
右:長浜タワービル。1964年(昭和39年)に、地元の資産家が「長浜にも東京タワーのような名物を作りたい」という意向で建設したそうな。見た目1軒のお店が営業中のようですが・・・。

黒壁スクエアはほんとに気持ちブラっとしただけ。もう4時回ってましたので・・・・(^^;)
 
左:黒壁ガラス館。1900年(明治33年)に建てられた国立第百三十銀行の跡を利用したガラスのアートギャラリーで登録有形文化財。
右:町並みも、今度来た時にはゆっくり散策したいと思いますね。

海洋堂フィギュアミュージアムを駆け足で見て、最後の最後に寄ったのが「曳山博物館」でした。

曳山博物館は「長浜曳山祭」を紹介する博物館で、本物の曳山を常時2基公開しています。

 
左:「月宮殿」 右:「猩々丸」 本物を近くで見ることはなかなかできないので、これはすごいと感じました。木彫りなんて細かすぎてその技量のすごさに圧倒されますね。
出来れば祭りで見てみたかった。今年はコロナで中止になりましたからね。来年は開催されることを祈ります。

滋賀はいい観光スポットがいっぱいあって好きな県です。まだまだ回れていないところありますからね。また機会を見つけて散策しようっと(^.^)