大阪市立東洋陶磁美術館に国宝を見に行く

前はよく通るのに、実は行ったことなかった大阪市立東洋陶磁美術館。コロナで臨時休館していましたが6月からを開館し「特別展「天目―中国黒釉の美」」を催しています。
国宝に指定されている天目茶碗は5点あり、曜変天目茶碗が3点、油滴天目茶碗と玳玻天目天目茶碗が1点ずつとなっています。そのうち、油滴天目がこの東洋陶磁美術館にあります。


初めて行った東洋陶磁美術館ですが、なんと国宝含めすべての展示品が撮影可能という超太っ腹な対応。いろんな美術館、博物館に行ってますがここまで撮影できるところはほとんどなかったですね。陶器なのでフラッシュでは劣化しないからなのかなぁとも思うけど、どちらにしろ国宝が写真に撮れてよかったわ。

ということで、国宝、重要文化財、重要美術品などなどに絞って写真をUPしたいと思います。
 
左:玳皮天目(南宋時代・12~13世紀) これは文化財等ではありません。
右:木葉天目(南宋時代・12~13世紀)重要文化財。見込みには本物の木の葉が焼き付けられています。

 
左:白覆輪天目(金時代・12~13世紀)
右:禾目天目(建山天目)(南宋時代・12~13世紀)

 
油滴天目(南宋時代・12~13世紀)【国宝】
油滴天目のうち国宝指定はこの1椀のみで、茶碗3椀と鉢1点が重要文化財に指定されています。

 
左:青磁彫刻 童女型水滴(高麗時代・12世紀)重要美術品
右:青磁象嵌 鳳凰文 方盒(高麗時代・13世紀)重要美術品

 
左:青磁象嵌 童子宝相華唐草文 水注(高麗時代・12~13世紀)重要文化財。
右:白磁 壺(朝鮮時代・18世紀)泥棒が粉々にしたものが、優れた技術による修復で以前と変わらぬ姿に復元されました。

 
左:三彩 壺(奈良時代・8世紀)重要文化財。
右:紛青象嵌 蓮花文 角杯(朝鮮時代・15世紀後半)重要美術品

 
左:三彩貼花 宝相華文 壺(唐時代・7~8世紀)重要文化財。
右:緑釉国花 牡丹文 瓶(金時代・12世紀)重要文化財。

 
左:青花 蓮花魚藻文 壺(元時代・14世紀)重要文化財。
右:白磁刻花 蓮花文 洗(北宋時代・11~12世紀)重要文化財。

 
左:白磁銹花 牡丹唐草文 瓶(金時代・12世紀)重要文化財。
右:青磁刻花 牡丹唐草文 瓶(北宋時代・11~12世紀)重要文化財。

 
左:青磁 鳳凰耳生花(南宋時代・13世紀)重要文化財。
右:飛青磁 花生(元時代・14世紀)【国宝】

いい仕事してますねぇと、言ってみました(^.^) いい美術館でしたねぇ。なんで今まで行かなかったんだろ・・・と思いますな。これからは催し物はきちんとチェックしていこうかな(^.^)