卒業検定(ガクガクブルブル・・・・)

ついに来ました、卒検が。さすがに緊張します。芝居の初日より絶対に緊張しているのが自分でもわかるくらい。
今日はドライビングシューズと皮手袋を封印し、ホーキンズの靴と軍手でいくことにしました。ま、大した理由は無いのですが、1段階の見極めのときのように走れたら・・・と、いう願掛けみたいないなものが入ってます。
集合は11:15分。教室に集合した人はわたしを含めて12人。内訳は大型3人、中型7人、小型2人。合計12人。教官から試験についての説明を受けます。減点や検定中止のポイントなどなど。問題のコースですが、くじ引きで2コースと決まりました。もちろん、1コースの人もいるわけです。検定は3人同時に走りますので、人によってコースが違うわけですね。前の人に付いて行ってもダメと言うこともあり得るわけです。
この教習所は、検定のときにほかの教習生と一緒に走らせないようです。これはこれで、走りやすくていいかなと。コース上に3台しかいないわけですから、順番待ちがあったり、ほかのバイクが邪魔だったり・・・ってことはないんです。
検定までの待ち時間、わたしを含め、みんな緊張の極みのようでした。こういうときは妙な連帯感が生まれるもので、コースがああだ、クランクが、一本橋が、とおしゃべりをしてましたね。しゃべることで、緊張をほぐそうという感じですか。
大型の人から、検定開始。みなさんうまい。さすが大型取るだけのことはあるなと感心しながら見てました。
次に中型の最初のグループ。150cmくらいの若い女の子が混じってました。検定前は「緊張する、クランクが・・・」とか、言っていた子ですが、走り出すとなかなかいい走りしています。3人とも、検定中止にならずに発着点に戻ってきました。
ついに自分の番がやってきました。緊張してきました。ガクガクブルブル。これはいかん、気合入れて、後方確認してまたがってエンジンスタート・・・あれ、かからない。足元を見ると、サイドスタンド戻してない!
わぁ!と心の中で叫びつつ、いったんバイクから降りて、最初からやり直しました。いきなりミスしましたが、これが逆に少し緊張をほぐしてくれたようです。
気を取り直して、発進。まず、外周を半周してウォーミングアップ。発着点に戻り、再スタート。ここから検定開始です。まずは、外周。そして交差点に入って、右に曲がってすぐ左の踏切へ。止まるときに、ちょっとアクセル吹かしちゃいましたが気にしない。
踏切を出て右に曲がり、外周をほぼ一周。途中の障害物をクリアして交差点に入り、右へ。そこには、昨日練習してもうまく行かなかったクランクが待ってます。えいやっと、クランクへ侵入。今日はスムーズにクリア。本番に強いタイプだったんだ、俺ってやるじゃんとか、自分に感心しつつ外周へ出ます。このクランクをクリアしたことで、この調子で行けば合格するはずだという確信が持てました。
交差点超えて、外周で坂道へ。坂道発進は難なくクリア。坂道から外周へ入り交差点を左に曲がって、40km指定速度&急制動。ここも不安だったんですが、40kmはなんとかカーブの前で到達し、急制動へ。
ところが、この急制動でミス。ブレーキが早すぎたんです。自分でもわかるくらい。「もう一回、やり直してください」とマイクで言われました。やり直しは1回のみ。ミスは許されません。やり直しも、少しブレーキが早かったのかもしれませんが、検定中止のアナウンスが無かったので無事にクリアできたみたいです。
次のS字でほっと一息ついて、恐怖の一本橋へ向かいます。一本橋の停止線で止まり、深呼吸して気合を入れなおします。落ちたらおしまいです。遠くを見つめて、橋に乗りましたが、途中でやばくなったのでアクセルを少し吹かして駆け抜けてしまいました。タイムは6.8秒。タイム不足ですが落ちないよりははるかにまし。
後はスラロームを残すのみ。ここで失敗したらしゃれにならないので、いつもよりゆっくりスラロームを通過。タイムは9秒。パイロンタッチしないことだけを心掛けました。
あとは、発着点に戻り、停車。ニュートラルにしてエンジンを切り、後方確認をして降車。無事に発着点に帰ってきて、緊張が解けたのか、体の力が抜ける感じがしました。
今回の検定、12人すべてが中止にならずに発着点に戻ってきました。検定が終わった者同士、わいわいおしゃべりしつつ、教官が待機室に戻ってくるのを待ちます。みな、教官から教習手帳を返してもらうときに一言もらってロビーで待つように指示されてます。わたしは結構ミスしてたと自分で思うので。いろいろあるかなぁと思ったら「ウィンカーは早めに消すようにね」と、言われただけ。なんか拍子抜けです。
合格発表まで時間があるので、検定仲間とロビーで雑談。緊張から開放されたので、みな饒舌です(^^ゞ
「バイク、なに買おう」「ここまで盛り上がってて、不合格って言われたら辛いよねぇ」「次、大型行きます?」「ハーレーいいですよ」
教官たちのバイクデモンストレーションやっていたので、みんなで見ます。ここまでバイクを自分の手足のように操れるようになることができるのかなぁ・・・と思いつつ、すごいわぁとか言いながら、感心してました。
そして合格発表。結果は・・・・・全員合格!! 歓声が上がります。ああ、これで辛かった教習所生活から卒業できる。バイクに乗れる。もうあんな緊張感を味合わなくて済む。
卒業証書を作成するので、また待ちます。またも卒検仲間とバイク談義。今度は大型受けたおじさんも加わって盛り上がりました。
卒業式。証書なんてもらったの何年振りでしょう。更新の手続きの仕方を聞いて終わりました。そう、これですべて終わったのです。晴れ晴れとした気分と、少し寂しさがこみ上げてきました。大形を取ろうと思わない限り、もうこの教習所には来る事ないのですから。
ほんと、最初のうちはどうなるんだろう?MTなんてやめておけばよかった、バイクに向いてないんじゃ・・・と思ってましたが、合格することができて世よかったと思います。あきらめないでよかった。やればできるんだなぁと少し自信が持てました。
これで、普通二輪免許取得日記は終わります。大型取ろうと言う気になればまた復活するかもしれませんが(^^ゞ 安全運転で事故のないように楽しいバイクライフを送ろうと思います。そして、今日いっしょに卒検受けた人たちも楽しいバイクライフを送ってくれることを願いつつ・・・。
教習所出たその足でバイク屋さん行って結果報告したのは言うまでもありません。書き換えの都合で納車は来週の火曜日。ついに惚れて買ったST250に乗れる日が来ます!