仮面ライダーとボウケンジャーを観る

おっちゃん一人で観に行くにはかなり恥ずかしいので、京都の事務所の青年部の若い兄ちゃん(BBQで肉焼いている写真あり)と、MOVIX京都へ観に行ってきた。男が一人から二人になったところで、傍から見ればマニアじゃんという見方は変わらないと思うけど、その辺は気にしない、気にしない。
さすがに平日の真昼間の回なので観客が10人程度しかいなくて、のびのびと観れた。お子ちゃまも何とか最後までぐだぐだ言わずに観ていてくれたので、よかったよかった。なんせ後述するが、仮面ライダーのほうは間違いなく子供を置き去りにした作りだったからね、
ボウケンジャーのほうは、TV版の延長で手堅くまとめたなぁと感じた。どーでもいいような恋愛話を(だいたいレッドの恋物語になる)入れず、親子の情とか、父親像とかを盛り込んでてすごく観やすかったし、わかりやすかった。
それにしても、冒頭の町のど真ん中に山が出現するところでどれだけの被害が出たんだろうと心配になった。あと、ミューズのあの姿のままで一つになれるならそれもまた良しとか思っちゃう人もかなりの数にのぼると思われ(^^ゞ
問題はカブトのほう。ま、情報はある程度仕入れて観に行ったけど、ここまですごいとは!! もう公開も終わるので、ちょっとその辺を箇条書き。
・ ネオゼクトの存在意味がまったくわからん。「自由」をうんぬん・・・? へ? 
・ 海を消滅させるほどの隕石が落ちて7年。冒頭では荒廃した地形でライダーバトルを繰りひろげていて、そのシーンが終わったらいきなり洋食店“Bistro la Salle”。 すごい違和感。病院のシーンもそうだけど、たった7年で復興しすぎ。
・ 次長課長の存在がすんごい浮いてた。
・ バイクで空を飛ばないで。ついでに、大気圏突入もしないで。いくらエクスモードとはいえ万能すぎる。
・ ワームと手を組んだ目的がいまいちわからん。
・ 宇宙空間でのライダーバトルがあまりにしょぼいというか、重力がなぜあるんだ。
・ 武蔵を最強のライダーで出す意味がなかった。アフレコもよく聞こえないぞ。
・ 黄金のライダーが出るんだって・・・って、都市伝説かよ。
・ 宇宙に上がる機動エレベーター内で、なぜか作業服にライディンググローブ(これホンダ ボルドールの製品と思われ) ご丁寧にメッシュグローブ。
・ ザビー、ドレイクがあっけなく死にすぎ。特にドレイクはネオトルーパーの一斉射撃でやられてしまうという悲しさ。
・ ネオゼクト側の北斗修羅の行動目的がまったくわからず。というか、このキャラいなくてもいいと思う。
・ ハイパーカブトになって隕石を押すシーンはνガンダムを思い出した。
・ あまりのスピードで時間が戻る。ってこれはスーパーマンがやったことだね。もしくはタイムベントだ。
・ 2回目の隕石、地球を粉々にできそうなくらいの質量があると思うぞ。あの距離でミサイルで破壊しても破片だけで地球は壊滅。
・ 天道の子供時代の役者の最後の締めの台詞で笑ってしまったのはわたしだけではないはずだ。日本語しゃべれてないぞ。
盛り込んだ内容に対して、あまりにも尺が短すぎるのが原因だな。脳内で補完して、それでも補完しきれないところが多数。大人でこれだから子供がわからなくてぐずったりするのも仕方ない。肝心のライダーバトルもそんなに長くはなかったし。
これ、ディレクターズカット版で30分くらい追加されたのが発売されそうな予感がしますな。