熊野三山と西国一番札所 その2
その2いきまーす(^.^)/
■熊野那智大社■
「熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社。熊野三山の一つ。熊野夫須美大神を主祭神とする。かつては那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社などと名乗っていた。また、熊野十二所権現や十三所権現、那智山権現ともいう。
参道の長い石段の上は、右に青岸渡寺があり、左は朱の大鳥居と大社の境内が続いている。拝殿の奥には鈴門・瑞垣を挟んで本殿があり、向かって右から滝宮(第一殿)、証誠殿(第二殿)、中御前(第三殿)、西御前(第四殿)、若宮(第五殿)が並んでいる。正殿の第四殿が最も大きく、若宮の左手前には第六殿(八社殿)がある。
なお、現在は山の上に社殿があるものの、後述のように元来は那智滝に社殿があり滝の神を祀ったものだと考えられる。那智の滝は「一の滝」で、その上流の滝と合わせて那智四十八滝があり、熊野修験の修行地となっている。熊野三山の他の2社(熊野本宮大社、熊野速玉大社)では、明治の神仏分離令により仏堂が廃されたが、那智では観音堂が残され、やがて青岸渡寺として復興した。青岸渡寺は西国一番札所である。那智山から下った那智浜には補陀落渡海の拠点となった補陀洛山寺がある。」(Wikipediaより)
左:阪を上がって、さらに石段を上がる・・・まともに来るとけっこうしんどいかも。
右:朱色が眩しい一の鳥居。
左:二の鳥居。この先に境内があります。
右:境内・左手に見えるのは宝物殿。ここも国宝や重要文化財、熊野信仰に関するものが陳列されていました。
左:拝殿。この奥に第一殿から第五殿があります。すべて江戸時代後期の再建で重要文化財。
右:拝殿の向かって左手に見える八社殿。こちらも重要文化財。
平重盛が植えたという那智の樟。根元に人がくぐれる程の空洞があり、無病息災を願って胎内くぐりができます。
そして、ここに来るのが最大の目的だった、西国一番札所、青岸渡寺へ。
■那智山 青岸渡寺■
「青岸渡寺(せいがんとじ)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある天台宗の寺院。西国三十三箇所第一番札所。山号は那智山。本尊は如意輪観世音菩薩。
熊野三山の信仰が都の皇族・貴族に広まったのは平安時代中期以降であり、青岸渡寺および隣接する熊野那智大社についても創建の時期等については判然としない。伝承では仁徳天皇の時代(4世紀)、天竺(インド)から渡来した裸形上人による開基とされ、同上人が那智滝の滝壺で得た金製の如意輪観音を本尊として安置したという。後に推古天皇の勅願寺となり、6世紀末 – 7世紀初に生仏聖(しょうぶつひじり)が伽藍を建立し、丈六の本尊を安置して、その胎内に裸形上人感得の如意輪観音を納めたという。以上はあくまでも伝承であるが、那智滝を中心とする自然信仰の場として早くから開けていたと思われる。
近世までは隣接する熊野那智大社とともに神仏習合の修験道場であり、「如意輪堂」と称された。
明治時代に神仏習合が廃されたとき、熊野三山の他の2つ、熊野本宮大社、熊野速玉大社では仏堂は全て廃されたが、熊野那智大社では如意輪堂が破却を免れ、のちに信者の手で青岸渡寺として復興した。」(Wikipediaより)
左:山門。昭和8年(1933年)の建設。神社の中に山門があるので、なんか奇妙な感じですね(^.^)
右:本堂。天正18年(1590年)建立。豊臣秀長が再建したといわれています。重要文化財。
左:本堂の北隅にある宝篋印塔。この宝篋印塔は元享2年(1322年)の造立とされ、重要文化財に指定されています。
右:昭和47年(1972年)に再建された三重塔。エレベーター完備で入場に200円も取られる展望台(^^ゞ
寺から、那智の滝へ歩いていきます。石段が急ですが、それはそれで古道を歩いているなぁと実感できます。
青岸渡寺から飛瀧神社に至る間にある「伏し拝み」。飛瀧神社である御瀧の遥拝所で、毎年7月14日の熊野那智大社の例大祭(扇祭り、那智の火祭り)に扇立て神事を行う聖地。礎石は往古の建物跡で、下に向かう石段は鎌倉積みの石段の原型を残しています。
■飛瀧神社■
「飛瀧神社(ひろうじんじゃ)は和歌山県那智勝浦町那智山にある神社である。御祭神は大己貴神。
熊野那智大社の別宮であり、那智滝自体が御神体であり、本殿は存在しない。拝殿もなく、直接滝を拝むこととなる。滝の飛沫に触れることによって、延命長寿の霊験があるという伝説がある。
毎年7月14日に那智の火祭りが開かれる。また毎年7月9日と12月27日に御滝注連縄張替行事が行われる。」(Wikipediaより)
左:滝への入口。滝自体がご神体なので、鳥居が掲げられています。
右:別宮飛瀧神社前。ここで滝を眺めるには参拝料はかかりません。
左:左手の建物より参入料を納めると滝壺すぐそばのお滝拝所に行くことができます。その道にある延命長寿の水。昔花山法皇が千日の滝ごもりをされ、九穴の貝を滝壷に沈められてより、延命長寿の霊水と言い伝えられています。
右:お滝拝所より那智の滝を望む。昔から、滝の飛沫にふれると延命長寿の霊験があると信じられています。いっぱい浴びましたが・・・長生きできるかな?(^^ゞ
左:熊野那智大社参道にあった廃墟。滝観寺(たきみでら)というそうですが、それ以上のことはわかりませんでした。
右:大門坂。ここがゴールでしょうか。今回は時間がなく歩くのは断念。お土産屋の人によると、世界遺産になって観光客が増え、石畳の苔がだいぶなくなり、観光写真のような状態ではないそうです。
このあたりで夕方近くになり、雨もぱらついてきたし、目的も果たせたので、帰ることにしました。
ちなみに帰りは休憩挟んで(ていうか、朝が早すぎて眠たくて仕方がなかった)6時間。日帰りで行くもんではないなと実感。一番札所のご朱印のためとはいえ、あまりしたくない無茶でした(^^ゞ
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