Welcomingウォーキングinアベノ

「Welcomingウォーキングinアベノ」 なんですか、このイベントは? 
「あべのルシアスをスタートし、安倍清明の生誕伝承地である安倍清明神社など、アベノ地区の史跡・名勝をめぐり、各チェックポイントではアベノにちなんだクイズに挑戦します。さらに、阿倍野研究家である難波りんご氏による特別ツアーも実施。参加記念品も用意されています。」(イベント概要より)
どうも、歩いて「街」を再発見する、スタンプラリーのようです。ただだし、記念品ももらえるみたいだし、近場で遊ぶにはいいかな・・・と思い参加してみることにしました。
特別ツアーに参加しようと思ったんですが、あっという間に定員なったそうで断念(T_T) ガイド付きより、このツアーだけが行くことができる「朝陽館」なる明治40(1907)年に薬問屋を営んでいた小西久兵衛が建てた別荘が見たかったんですけどね・・・。
特別ツアーには参加できないことが確定しましたので、その前にお昼ご飯食べようと、店を探していたら、なにやら行列ができている店を発見。ここでランチすることにしました。
001羊の家  002羊の家
「ビストロカフェ 羊の家」というお店。日替わりランチ(タンドリーチキンとエビフライ)(880円)を頼んでみました。味は悪くない。でも・・・あんまり印象に残らない。印象に残ったのはスープがえらい塩辛いというくらいかな? コスパはけっこう高いので混んでいるのもうなずけます。
腹もふくれたので、参加受付に向かいます。
あべのルシアスで参加受付したら・・・・・・・・無料の参加イベントなのに、オリジナルエコバッグ、うちわ、ペットボトルの飲み物、さらにはウォーキングの帰りに乗る阪堺電車のチケットまでもらえました。
一瞬、無料なのになんでこんなにもらえるんだ?と、このイベント自体を疑ってしまいました・・・(^^ゞ 受付も思いのほか立派だったし、コースの各所各所にはきちんとスタッフがいたし・・・。至れり尽くせりすぎましたもん(^.^)
そんなことを思いつつ、ウォーキング開始。途中でスタッフに上町台地の説明を受けたりしながらてくてく歩いて、公園に到着。
003聖天山公園
聖天山公園という公園。実は公園の中に「聖天山古墳」という古墳があるそうな。この木の根元が古墳の天頂部だとか。
公園のすぐそばに、第一のチェックポイント、海照山正圓寺がありました。

■海照山 正圓寺(かいしょうざん しょうえんじ)■

「正圓寺(しょうえんじ)は、大阪府大阪市阿倍野区にある仏教寺院。通称「天下茶屋の聖天さん」。
天慶2年(939年)光道和尚により開基。当時は、現在地より東に500mのところにあった般若山阿部寺の一坊であったが、元禄時代(1688年-1703年)に義道見明和尚が寺を移転し、海照山正圓寺と改めた。 本尊は木彫の大聖歓喜双身天王で、これは日本最大である。
境内には鎮守の神を祭る奥之院と呼ばれる場所があり、鎮守堂(荼枳尼天)、寄松塚(八本松竜王)、石切社分祠、浪切不動明王、弁才天祠などが祭られている。
また「聖天山正圓寺」とも言われるが、「聖天山」は山号ではなく標高14mの低山の名前で、山頂は正圓寺境内にある。 ちなみにこの山は聖天山古墳と呼ばれる古墳であることが分かっている。」(Wikipediaより)
004聖天さん  005聖天さん
左:お寺なのに鳥居が。これは神仏混合の祭祀で、本尊は仏像ですが鳥居など神社としての形式もとっているため。
右:山門。左手には鐘楼も見えます。
006聖天さん  007聖天さん
左:本堂。本尊は木彫の大聖歓喜双身天王で、これは日本最大であるらしいのですが、秘仏なので公開されません。
右:あっという間に行ける奥の院。夜にお参りするとご利益があるそうですが、いろんな意味で怖くて絶対お参りに行けないと思います(^^ゞ
008身代わり不動
奥の院のそばにある身代わり不動。なぜか柵の中。壊されるからなんでしょうかね?
次なるチェックポイントへ向かいます。途中で、碑やら塚やらがありました。
009伊東静雄文学碑  010松虫塚
左:伊東静雄文学碑。
「詩人。明治39年12月10日長崎県諫早(いさはや)生まれ。京都帝国大学国文科卒業後、大阪府立住吉中学に就職。第二次世界大戦後、阿倍野高校に転勤するが、教員生活は生涯にわたる。詩作は大学卒業のころより始める。日本古典への精通と、リルケやヘルダーリンへの傾倒が、彼の詩風に強く影響している。同人誌『呂』に載せた詩が保田与重郎に注目され、1933年(昭和8)『コギト』に招かれる。続いて『日本浪曼派』同人となり、処女詩集『わがひとに与ふる哀歌』(1935)を出版、その硬質で清新な詩風により、詩人としての地位を確立する。41年、『四季』同人となり、『夏花』(1940)により北村透谷賞を受ける。第三詩集『春のいそぎ』(1943)では日本的叙情への回帰が色濃く認められる。第二次大戦後、第四詩集『反響』(1947)を出版するが、やがて肺結核に冒され、3年余の闘病生活ののち昭和28年3月12日死去。」(yahoo!百科事典より)
右;松虫塚。
「松虫塚(まつむしづか)は大阪市阿倍野区にある史跡。伝承はあまたあるため確定しない。しかし、後鳥羽天皇寵愛の白拍子松虫鈴虫姉妹が当地に隠れ住んだとして知られる。」(Wikipediaより)
そんなこんなでてくてく歩いて、第二のチェックポイントが目の前というところの民家でおもしろいものを発見。
011ペットボトル  012ブロック塀
左:ペットトルで作られた、ウルトラマンと怪獣。奥には観覧車が。
右:ブロック塀の延長部分も、よく見たらペットボトルで作られていました。
なんだこの家(^.^) 作り方を教えてくれ(^.^)/
第二のチェックポイントは以前行ったことのある、安倍晴明神社でした。
■安倍晴明神社(あべせいめいじんじゃ)■
「安倍晴明神社(あべせいめいじんじゃ)は、安倍王子神社の北方約50mに鎮座する安倍王子神社境外社。祭神の安倍晴明はこの地で生まれたといわれている。境内にはその産湯の井戸がある。社伝によると創建は1007年(寛弘4年)である。現在の社殿は1925年(大正14年)に再建されたもので、拝殿は三間社入母屋造で本殿は流造である。
晴明宮御社傳書には、大彦命と彦太忍信命は同一人物で、両者が合体したような名「太彦忍信命(おおひこおしのまことのみこと)」で、阿倍氏の祖として記載されている。また、阿倍氏は、氏族名を記載するとき、最初に、阿閇氏の漢字を使っていたとも書かれている。」(Wikipediaより)
013安倍晴明神社  014安倍晴明神社
左:スタッフが境内でスタンプを押してくれます。表にもスタッフ。スタッフだらけ(^.^)
右:本殿。けっこう立派だったりします。
次のチェックポイントはすぐ近く。阿倍王子神社が最終になります。
■阿倍王子神社(あべおうじじんじゃ)■
「阿倍王子神社(あべおうじじんじゃ)とは大阪府大阪市阿倍野区にある神社。
かつては安倍野王子(あべのおうじ)といい熊野神社の分霊社である九十九王子の一つとされる。
仁徳天皇が夢に熊野三山の使いである3つの足の烏を見て、それと同じものが当地(阿倍島:当時、島があったという。)にいたのが始まりといわれる。後鳥羽天皇が熊野御幸をした時は4番目の九十九王子だったが、後戦国時代に戦乱により多くの王子が焼失したため、安土桃山時代には2番目の王子とされ、現在は現存している王子の中で1番目である。しかし、そもそもは5番目の王子であった。大阪府内の九十九王子社で唯一現存している。」(Wikipediaより)
015安倍王子神社  016阿倍王子神社
左:熊野街道側のもので、現在は裏門。阿倍野筋沿いにもっと大きい鳥居があります。
右:本殿。祭神は伊邪那岐命(イザナギノミコト)・伊邪那美命(イザナミノミコト)・速素盞鳴命(ハヤスサノオノミコト)・応神天皇。
017阿倍王子神社
参道にご神木があります。茂杜能木霊神(もりのこだまのかみ)・汰紀能木霊神(たきのこだまのかみ)・多摩能木霊神(たまのこだまのかみ)・波多能木霊神(はたのこだまのかみ)といいます。このご神木は感動できます(^.^)
スタンプもらって、ご朱印もらって(スタンプなのが惜しい)ラリー終了。阪堺電車に乗って受付に帰るだけですが、まだ終了まで時間がるので、大好きな商店街を散策することにします(^.^)
018商店街  019商店街
左:神社と道路を挟んで向かいあっている、王子本通商店街。
右:昔ながらの商店街。通路は狭いし、自転車は降りずにこいでるし・・・。ところどころ閉まっている店もありますが、人通りがけっこうあって意外と活気ある感じ。いいですなぁ、こういうの(^.^)
ついでに、喫茶店でお茶。暑いのでコーヒーフロートを注文。冷やっこいの食べると生き返る気分ですな(^.^)
お茶も済んだので、東天下茶屋駅から阪堺電車乗って帰ることにします。
020立派な家
東天下茶屋駅近くにある、あまりに立派な銅壁の家。蔵も二つあったし、この家の人は何者なんでしょう?
021阪堺電車  022阪堺電車
阪堺電車・・・・がんばれ! 生粋の鉄っちゃんではないけれど、電車隙としては、一部廃止とかしないでがんばっていただきたいです。めったに乗れませんが・・・・(^^ゞ
あべのルシアスに戻って、スタンプの押されたパンフを見せると、粗品として、SOYJOYをもらいました。ガラガラ抽選で粗品もGET。無料イベントなのに、最後の最後まで至れり尽くせり。
パンフをよく見たら、協力や協賛に鉄道会社をはじめ、大きな会社がずらり。商工会議所まであります。これ見て、そうかぁと納得。
ただでこれだけ楽しめれば十分。コンスタントにイベントしているみたいなので、次回も面白そうなら参加してみようっと。ほんと、財布にやさしいイベント(^.^)/
アベノ・ウォーキングのあとは、新世界やら天王寺やらなんばやらをさらにウォーキング。間違いなくこちらの方が距離は長いはずです(^.^) しかし、好きやな・・・新世界。
その新世界、土曜日だというのに、なんだか人が少ないのは暑いからなのだろうか? いつもなら行列の耐えない、串カツのだるまで、だれも並んでいないのをはじめて見ましたし。
しかし、暑いので、串カツを食べる気分ではなく、冷たいものを・・・ということで、以前行っておいしかった、あのかすうどんのお店でぶっかけうふどん食べることにしました。
023かすうどん  024かすうどん
左:麺屋ひこまる 通天閣店。相変わらず、黄色い看板とのぼりが眩しい(^.^)
右:ぶっかけうどん(700円)。名物の油かすは天ぷらになっていました。さっぱりななかにこの油感。ウマー(^.^) しかし、このうどんがうまい。冷凍だと思うけど、その辺の讃岐うどんのお店なんかよりコシがあって麺の味がしっかりしている気がするなぁ。
今回も、ローコストで休日を楽しんでみました。もうすぐ、梅雨に入るので、さらに拍車がかかりそうな気がしますが・・・・(^^ゞ ま、楽しければそれでいいんです(^.^)/