二層うだつの町並み・貞光
田舎なので、やっぱり暇だったりする。そりゃ、のんびりしているからね。でも、そんな暇な時間がもったいないので、度とか見るところがないかとカーナビで検索して貞光へ出かけることにしました。
田舎の家からすぐ近くだし、「旧永井家庄屋屋敷」「織本屋」というカーナビの検索結果が出たもんで(^.^)
で、貞光についてから知ったんですが、この町並みも「うだつの町並み」だったんです。わたし、ぜんぜん知りませんでした。なさに、灯台下暗しですか(^_^;)
左:町並みを見てびっくり。これはテンション上がる(^.^)
右:脇町のうだつより、はるかに立派ですなぁ。
「貞光のうだつは、二層うだつと呼ばれる全国的にも珍しいもので、段になった防火壁に立派な屋根がある重厚なもの。正面には家ごとに異なる美しい絵模様(鏝絵・こてえ)が施され、美術建築としても風格も備えています。」(WEB上の説明より)
左:うだつに、絵模様(鏝絵・こてえ)が施されています。
右:洋風の建物を発見。人が住んでいる雰囲気は無いような・・・。
町並みで一般公開されている建築物が前述の二箇所。もちろん行ってきました。
■旧永井家庄屋屋敷■
「寛政3(1791)年に建てられた旧庄屋屋敷で町の文化財。南に切妻本瓦葺きの表門を開き、築地塀に囲まれた約550坪の敷地内に母屋、ネドコ、蔵、鶴亀蓬莱庭園などがある。」(WEB上の説明より)
左:通りの奥にこんな広大なお屋敷が。全景がフレーム入りきらず。
右:母屋。奥に見えるのが蔵。庭広いわ。
左:釜屋。
右:客間から鶴亀蓬莱庭園を望む。
左:長押の長槍(長なぎなたなら外郎売だったのに(^.^))。
右:こんなところで、お茶飲みたかったわ(^.^)
左:ネドコ。ネドコとは藍染の原料をつくる作業場のこと。ネドコの語源は、藍の発酵過程を「寝かす」いうところから。みごと二層うだつが上がっています。
右:ネドコの1階。内部は資料を展示していました。
左:ネドコ・2階。主人が往診に使った人力車や、駕籠とかいろいろ展示してありました。
右:ネドコ・2階の使用人の部屋。宴会できそうなくらい広い。
左:ネドコ・1階。長期逗留客用の部屋だそうですが、立派すぎ。ここだけで1件の家と同じくらい部屋数がありましたもん。
右:立派な門と御所柿。樹齢400年の御所柿は徳島一の大きさで高さが3.2mもあります。秋に来れば柿もらえるのかな?
でかい庄屋さん宅を堪能し、次なるお屋敷へ。
■織本屋■
「織本屋は、江戸時代の古いうだつの外観を維持しながらも、代々酒造業を営む商家として、隆盛を極めた町並みのさきがけとなった名建築です。平成18年3月に、国の登録文化財に登録されました。」(WEB上の説明より)
左:織本屋全景。立派なうだつが上がってますね。
右:玄関とミセ。ここで商いが行われていたそうです。
左:そろばんや台帳がありました。
右:手前の部屋から、「シモザシキ」、「ナカザシキ」、「カミザシキ」。何人で宴会が出来るやら(^.^)
左:階段箪笥を上がって2階へ。
右:2階には展示品がありました。梁が見事ですねぇ。
左:階段右側には、テーブルとイスが置かれたスペースがありました。ここでお茶できるのかな?
右:イロリノマ。鍋を囲みたいですなぁ。
上記の2つのお屋敷ですが、驚くことに無料で見学できます。これだけの規模の旧家だったら、普通入場料を採ってもおかしくないんですが、なんと太っ腹なんでしょうか。維持費はかなりかかるはずなんですが・・・。
左:さすがはうだつの町並み。銀行もうだつが上がってます(^.^)
右:めちゃくちゃレトロな貞光劇場。 1932(昭和7年)年に開館した、徳島で最古の劇場として2010年まで営業していました。あぁ・・・もっと早く訪れていればよかった。内部公開される日は来るんだろうか?
うだつといえば、脇町のほうが有名ですが、貞光のほうもどうしてどうして、負けるとも劣らないぐらい立派な町並みでした。
連休中なのにほんと静かでした。観光しているのはわたし一人だったような気が・・・。これほどの町並みが、もったいないなぁと思いましたわ。
また田舎帰ったら訪れようっと(^.^)
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