京の冬の旅・2013 その1 「仁和寺」

「普段は見学できない庭園、建築、襖絵、仏像―。大河ドラマ「八重の桜」放映記念として主人公・新島八重(にいじまやえ)ゆかりの寺や、優美で高雅な文化財を秘めた門跡(もんぜき)寺院や尼門跡(あまもんぜき)寺院を中心に、様々なジャンルから選りすぐられた文化財の数々が期間限定で特別公開されます。」(公式サイトより)
夏と冬にある非公開文化財特別公開。毎回楽しみにしています。今回も、どこに行くか迷いましたが、まずは行ったことないお寺、そしてめったに公開されないものをチョイスして巡ることにしました。
まずは、仁和寺に行くことにします。この有名なお寺、じつは行ったことなかったんです。お寺の前は何回か通ったことあるのに、今まで足を踏み入れたこと無いのが不思議なくらい(^_^;)
■大内山 仁和寺■
「第58代光孝天皇が西山御願寺(にしやまごがんじ)の建立を発願、次の宇多天皇(867~931)が仁和4(888)年に完成。「御願寺」と称する寺院は、皇室の私寺を指すが、完成と共に年号をもって寺号と定められた。宇多天皇は延喜4(904)年に仁和寺に御室(法皇の御所)を建立、崩御されるまでこの御室御所に住まわれた。以来、明治維新までの約1000年の間、皇族や貴族などが出家して住まいする特定の寺院(門跡寺院)の筆頭とされ、これが仁和寺を別名「御室御所」というゆえんで、いまでも本坊は御殿と呼ばれている。
平安時代の中期から鎌倉時代にかけて皇室の尊崇と貴族の庇護のもと、子院も含めて70有余を数えるという大伽藍で壮観を極め、寺域も大内山から双ヶ丘に至る南北4キロ、東は衣笠山から西の広沢の池まで8キロという広大なものであったといわれる。しかし、真言宗の衰退に加え、応仁の乱により全て焼失し、荒廃するが、百数十年を経て、江戸時代になってようやく徳川家光により再興されることになる。御所時代にはなかった二王門、中門や五重塔もこのとき新築された。それらは明治20(1887)年の火災で惜しくも焼失してしまうことになるが、明治の終わりから大正の初めにかけて再建され、現在、伽藍の建造物のほとんどが国宝や重要文化財に指定されている。」(WEB上の説明より)
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左:高さ18.7mもある巨大な仁王門。1641-1645年建立の和様建築で重要文化財。
右:この門の奥に御殿と庭園があります。霊宝館と合わせて、次回に拝観することにしました。ちなみにこの本坊表門も重要文化財。
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左:勅使門。大正2年(1913年)竣工。
右:二王門と金堂の中間に位置する、朱塗りの中門。1641-1645年建立で重要文化財。
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左:金堂(国宝)。慶長18年(1613年)に建立された旧皇居の正殿・紫宸殿を寛永年間(1624年-1644年)に移建改築したもので、近世の寝殿造遺構として重要。
右:経蔵。1641-1645年建立の禅宗様建築で重要文化財。経蔵とは経典や仏教 に関する書物を収蔵する蔵のこと。
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左:朱塗りが鮮やかな鐘楼。1644年建立で重要文化財。
右:御影堂。1641-1645年建立。旧皇居の清涼殿の用材を用いて建設したもので宗祖空海を祀っています。
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左:観音堂。本尊は千手観音菩薩で内部は非公開。1641-1645年建立で重要文化財。
右:五重塔。塔身32.7m、総高36.18m。1644年建立で重要文化財。
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左:九所明神本殿。現在の建物は寛永年間に建立されたもので重要文化財。
右:名勝・御室桜。これが咲くころに一度来てみたいもんです。
今回特別公開だったのは、金堂と五重塔。金堂は年に2回ほど公開されているそうですが、五重塔はなんと25年ぶり。
このペースで公開されるのであれば、次回は2038年。下手すると死んでるかもれないので、ここは見ておかねばと思いまして(^.^)
400年前の鮮やかな色彩が残る五重塔の内部が見れて、ほんとによかった\(^o^)/
ということで、その2へ続く。その2は「妙心寺」です(^.^)