京の冬の旅・2013 その2 「妙心寺」

仁和寺から歩いて10分ほど。またしても、なんでこんな有名なお寺に行ってなかったんだという妙心寺に到着しました。
■正法山 妙心寺■
「双ヶ丘の東、京都市右京区には「花園」という地があります。昔、この地域には公卿の邸があり、お花畑があって、四季折々に美しい花が咲き乱れ、いつしか「花園」と呼ばれるようになっていました。
この地をこよなく愛し、ここに離宮を構えて禅の奥義を究めるとともに、常に世の中の平和を願われた法皇さま、そのお方が第95代天皇、花園法皇さまです。法皇は、この花園の離宮を改めて禅寺にされました。
これが、臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺のはじまりです。山号は正法山(しょうぼうざん)と称します。開山は関山慧玄(かんざんえげん)、開基は花園法皇です。
現在の妙心寺は、塔頭46ヶ寺、末寺は日本をはじめ世界各国にわたり3,400ヶ寺余り、在籍僧数は約7千人を数えます。関連機関としては花園大学、花園高校、花園中学校、洛西花園幼稚園などがあります。」(妙心寺サイトより)
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左:仁和寺から行くと、北門から入ることになります。慶長15年(1610年)の建立で重要文化財。
右:北門から南門へと通り抜けることができます。生活道路になってるみたいです。
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塔頭の多さに驚かされました。妙心寺の塔頭は48箇院に及び、うち山内塔頭38箇院、境外塔頭は10箇院を数えます。すべてを見ることは今回あきらめました。左は龍泉院、右は退蔵院。
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左:今回初公開となる大庫裏。このでかい建物が台所っていうんだから驚き。承応2年(1653年)の建立で重要文化財。
右:大方丈。承応3年(1654年)の建立で重要文化財。仏事行事を勤める際、出頭される和尚さんの控えの間、食事の場となる大広間だそうです。今回は浴室、法堂と合わせて拝観しませんでした。
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左:経蔵。寛文13年(1673年)の建立で、重要文化財。今回初公開となったのはこの内部にある、六千五百巻の経典を納める八角形の巨大な回転式輪蔵(経巻棚)。
右:法堂。明暦2年(1656年)の建立で重用文化財。今日でいう多目的ホールのようなものだとか。
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左:仏殿。文政10年(1827年)の建立で重用文化財。本堂にあたり、本尊の釈迦如来を祀っています。
右:浴室。明暦2年(1656年)の建立で重用文化財。明智風呂と呼ばれています。明智光秀の菩提を追善するために建立されました。
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左:三門。慶長4年(1599年)建立で重用文化財。三門には空・無相・無作という、禅の境地による解脱の意味が託されてるとか。
右:三門、仏殿、法殿と一直線に並ぶ、禅宗寺院独特の伽藍配置。
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左:勅使門。慶長15年(1610年)建立で重用文化財。
右:南門。慶長15年(1610年)の建立で重用文化財。
初公開となる大庫裏と経蔵はすごかったなぁ。大庫裏のでかさに驚き、経蔵内の輪蔵の造りに驚き・・・いい物を見せていただきました(^.^)
そして、その3へ。妙心寺内の塔頭、東海庵へ行きます。