APE100 カスタマイズ第13弾・貫通マフラー+キャブセッティング

入口だけ広げても、出口がそのままだとふん詰まり感があるのは否めません。吸気系、点火系と一通りやってきたので次は排気系ということになります。てっとりばやいのは社外マフラーに交換することですが、その前にやってみたいことことはあります。それは「貫通マフラー」と呼ばれるチューン。
これは純正マフラー内部にドリルで穴を開けて抜けを良くするという、ローコストで効果が高い(貧乏チューンとも言う(^^ゞ)理想的なチューンです。
排気口から18cm奥にある隔壁に穴を開けるために、長さ200mm、5.5mm径のロングドリルを用意します。これで、3ヶ所穴を開けました。その後、ヤスリで穴を広げます。ネット情報では12mmの穴を開けるそうですが、推定で6.5mm×3も開けてあります。何の考慮も無く、えいやっとやってしまいました(^^ゞ
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出口を広げたので、キャブのセッテイングを変更しなくては貫通マフラーの真の効果を試すことが出来ません。ネット情報ではメインジェットを♯85、ジットニードル4/5位置、エアスクリューはノーマル値でOKということなので、まずこの数値にあわせてみることにします。
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キャブ内のガソリンを抜いて、キャブを外し、キャブレータトップをプライヤーで回してスロットルバルブを抜きます。
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ジェットニードルを取り外して、クリップを4/5の位置へ。この辺のパーツ、あまりに小さいのでなくさないよう注意してください。特にクリップはニードルにはめるとき結構硬いので、ピョーーーンと飛ばしてしまう可能性大です。わたしも飛ばして無くしたか!とドキッとしましたもん(^^ゞ
メインジェットも、以前交換した#75→#85へ変更。これでアクセル開度1/4回から全開域まで燃料を濃くできたはずです。
で、作業完了。さっそくエンジンをかけてみます。しばらく乗っていなかったのに、2、3回のキックで始動。アイドリングもかなり安定している感じ。この辺は同時に換えたプラグの効果かもしれません。
エンジンは明らかに元気になってます。アイドリングの排気音も大きくなりました。走ってみてですが、かなり抜けがよくなったのが分かります。排気音、吸気音とも依然と比べてかなり大きくなり、エンジン回してる!!って感じが出てとっても楽しいです。
以前より一段落としても十分なくらいになりました。4速で走っていたところが、3速でも十分いけるようになったというイことです。全域でトルクアップ、最高速も伸びたみたいです。当然加速もかなりよくなりました。
ネットの情報では、排気が衝突してペキペキ音がして、加速時には高音の下品な音「パパパパパパァ!」とか「ペケペケペケペケェ!」がするとのことでしたが、6.5mmの穴を3ヶ所開けたおかげか、そんな音は一切無し。低音の「ババババババッ!」という排気音だけが聞こえるのみです。
このチューンが一番体感できました。やる前までは結構不安でしたが、やってみてここまで満足するとはちょっとした誤算だったりします(^.^) でも・・・ぶっちゃけ、ここまで最初からノーマルでもやっていてくれよ・・・とも思うんですけどね。