第十番 仏頭山上宮皇院 橘寺

■■第十番 仏頭山上宮皇院 橘寺■■
      (ぶっとうざんじょうぐうこういん たちばなでら)
朱印   山号:仏頭山上宮皇院
   宗派:天台宗
   本尊:聖徳太子像(本堂)
       如意輪観世音菩薩(阿弥陀堂)
   開祖:聖徳太子
   創建:(伝)推古14年(606年)
   御詠歌:仏いで 花ふるにはの ありけるに
                        遠きくにとは 何おもうらん 
   所在地:奈良県高市郡明日香村橘532
   拝観料:350円
                  拝観日:2008年9月22日
(概要)
橘寺(たちばなでら)は、奈良県高市郡明日香村にある天台宗の寺院。正式には「仏頭山上宮皇院菩提寺」と称し、本尊は聖徳太子・如意輪観音。橘寺という名は、垂仁天皇の命により不老不死の果物をとりにいった田道間守(たじまもり)が持ち帰った橘の実を植えたことに由来する。
聖徳太子誕生の地に建ち、太子建立七大寺の1つとされる橘寺は、太子が父用明天皇の別宮を寺に改めたものとされる。発掘調査の結果、当初の建物は、四天王寺式伽藍配置の壮大なものだったことがわかっている。
皇族・貴族の庇護を受けて栄えたが、鎌倉期以降は徐々に衰えている。(Wikipediaより)


記念すべき新西国霊場巡りの一番目なのに、紹介が後回しになってました。実際にはここに訪れたときに、納経帳を購入したことがきっかけで新西国も西国と同時進行でめぐることになったんです。
西門  東門
左が西門で、右が東門。正門は東門だそうですが、観光客はほとんどが西門から入っていきます。
鐘楼  太子堂(本堂)
左:鐘楼の鐘は誰でも撞くことができます。この近くに塔心礎(五重塔跡)があります。
右:西門から入って右手に東向きに建っている太子堂(本堂)。元々は講堂で、元治元年(1864年)に再建されました。本尊として聖徳太子勝鬘経講讃像(重要文化財)が安置されています。
護摩堂  観音堂
左:護摩堂。不動明王が祀られています。
右:観音堂。藤原時代の作とされている如意輪観世音菩薩(重要文化財)が祀られています。
経堂  黒駒像
左:経堂。阿弥陀如来が祀られています。
右:「黒の駒」像。太子の愛馬で、空を駈け達磨太師の化身といわれ災難厄除のお守りになっています。
阿字池  三光石
左:阿字池。梵字の「あ」の字をかたどった池で聖徳太子が作ったと伝えられています。
右:三光石。聖徳太子が勝鬘経の講義を行った際、冠が日・月・星の光を放ったとされていることからイメージされた石らしい。
二面石  方生池
左:二面石と呼ばれ、善と悪、笑いと怒りの相が刻まれていると言われる石。向かって左が「左悪面」、右が「右善面」と呼ばれています。
右:方生池より往生院、聖倉殿を望む。これらは平成9年に再建され往生院には天井画260点が奉納されました。私が訪れたときはちょうど聖倉殿の特別公開時期で、展示さえれている重要文化財を含む寺宝を拝見することができました。
イチョウ  全景
左:境内にあった、大きなイチョウ。大人三人手を繋いでちょうど幹一周分でした。
右:寺前景。お彼岸の頃だったので、彼岸花がきれいに咲いてます。


数年前に訪れて、久しぶりの訪問でしたが、ぜんぜん変わってませんでした。今回は運良く、聖倉殿の特別公開が見れてよかったです。小さくても、なにかいい感じのするお寺です。聖徳太子ゆかりの寺はなにかあるんでしょうかねぇ?(^.^)