須磨寺と満願寺

5月4日も予定なし。予定のないときに出かけるのは当然お寺。この日も新西国の札所を攻めてきました。
行き先は、新西国24番札所・須磨寺と同13番札所の満願寺。ついでで行くにはちょっと距離のあるお寺(^.^)
神戸に住んでおきながら、須磨寺はまともに行った記憶のないところ。JR須磨駅で降りて、国道2号線の大渋滞を横目に見つつ、てくてく10分ほど歩くと到着。
■須磨寺■
「須磨寺(すまでら)は、兵庫県神戸市須磨区にある仏教寺院。真言宗須磨寺派大本山。山号は上野山(じょうやさん)。本尊は聖観音である。宗教法人としての公称は福祥寺。
886年に光孝天皇の勅願寺として聞鏡上人が創建した。源平合戦ゆかりの寺として知られ、「青葉の笛」など多数の寺宝を有する。」(Wikipediaより)
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左:本堂。慶長7年(1602)に豊臣秀頼が再建。本堂内宮殿(くうでん)及仏壇は重要文化財。
右:敦盛塚。この首塚(五輪塔)は、寿栄3年(1184)年2月7日に起きた一の谷の戦いで、熊谷直実に討たれ戦死した平敦盛の菩堤を弔う為に建立されたもの。ちなみに、須磨浦公園にある『敦盛塚』には胴体が祀られているそうな。
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左:宝物館には源平ゆかりのものが展示されています。写真の鎧は敦盛のものだとか。
右:境内各所に面白いオブジェが置かれています。これは「ぶじかえる」というもの。
「ビックリしたい人は目玉を回して下さい。借金に困っている人は首を回して下さい。悩みが解消するかもしれません。」だそうです(^.^)
結構境内が広くて、奥院まで参っていたら、結構時間がかかってしまいました。これはまずいと思い、次の目的地の満願寺へ。
満願寺へは、JR川西池田駅でおりて阪急雲雀丘花屋敷駅へ歩いていき、そこから阪急バスに乗って10分足らずで着きます。電車とバスを使うと結構遠いと感じますねぇ。
■満願寺■
「願寺(まんがんじ)は兵庫県川西市にある仏教寺院。山号は神秀山 、宗派は高野山真言宗。本尊は千手観音菩薩。
寺伝によれば奈良時代、聖武天皇の勅願により勝道上人が創建したという。平安時代中期には源満仲がこの寺院に帰依し、以来源氏一門の祈願所として栄えた。」(Wikipediaより)
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左:明治14年(1881)に再建された山門。洋風テイストが取り入れられているのか、珍しい形です。
右:金堂。本尊は千手観音菩薩。ほかにも、木造聖観音菩薩などが祀られているらしいです。
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左:坂田金時(金太郎)の墓。実在したらしいですが、いろいろな伝説はかなり誇張されている気がします。
右:源家の七塔 – 源国房、光国、明国、仲政、国直、行国、国基の供養塔。
図らずもどちらも源平にゆかりの深いお寺を同じ日に巡るることになりました。なんか、偶然とは思えないですねぇ・・・。