立木山寺と神呪寺

天気のいい休日はお寺巡り! ということで滋賀ある新西国、西国の札所をを巡ろうと、勢いいさんで出てきたものの、現地で西国の御朱印帳を忘れてきたことに気付き愕然(T_T)
ご朱印帳無しでお寺に行くことは、2度手間になってしまうため、泣く泣く新西国の2ヵ所だけ参拝して来ました。
■新西国第二十番札所 立木山 立木山寺(たちきさん たちきさんじ)■
「立木山寺(たちきさんじ)は滋賀県大津市にある浄土宗の寺院。新西国三十三箇所の20番である。正式の寺号は「安養寺」(あんようじ)といい厄除けの寺院として知られる。「立木観音」の通称でも知られており地元では「立木さん」とも呼ばれる。
寺伝によれば、815年(弘仁6 年)、空海(弘法大師)がこの地に立ち寄った際、瀬田川の対岸に光り輝く霊木を見つけた。ところが川の流れが速く、渡れないでいるところに白鹿が現れ、大師を背に乗せ対岸まで導いてくれた。白鹿はたちまち観世音菩薩に姿を変え、虚空に消え去ったという。この奇跡に感服した弘法大師は霊木に五尺三寸の観世音菩薩像を彫刻し、それを本尊としてこの寺を建てたという。この時、空海が厄年の 42歳であったとされるため、広く厄除けの霊験あらたかな観音像として信仰されることとなった。
当寺は現在浄土宗に属するが、空海開基の伝承をもつことから、創建当初は真言密教系の寺院であったと推定される。」(Wikipediaより)
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境内に行くまでにこの約650段の階段を登っていかなければなりません。階段自体は段差がそろっているので登りやすいかと。
参道の途中に信者の作と思われる和歌や俳句を刻んだ石碑がいくつか建てられています。
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左:本堂。本堂に安置されている本尊は立木聖観世音菩薩。伝承では弘法大師自作らしいです。
右:本堂左の鐘楼を越えてすぐのところにある奥の院。この奥の院には道了権現大菩薩が祀られています。
瀬田川01  瀬田川02
立木山寺は瀬田川河畔にあります。仕事で横を通ることがあるんですが、川をまじまじと見たのは初めて。いい景観だったんですねぇ(^.^)
本来の予定なら、このお寺のあと、西国札所の岩間寺、石山寺を拝観する予定だったんですが・・・(T_T)
こうなったら、自宅の近くでいつでも行けると思ってた、西宮市の札所へ行くことに決めました。

■新西国第二十一番 甲山 神呪寺 (かぶとやま かんのうじ)

「神呪寺(かんのうじ、神咒寺)は兵庫県西宮市甲山山麓にある仏教寺院。山号は甲山。真言宗御室派別格本山。甲山大師とも呼ばれ、地元では「お大師さん」とも呼ばれている。
寺号の「神呪寺」は、「神を呪う」という意味ではなく、甲山を神の山とする信仰があり、この寺を神の寺(かんのじ)としたことによるという。なお、「神呪」(じんしゅ)とは、呪文、マントラ、真言とほぼ同義で、仏の真の言葉という意味がある。開山当時の名称は「摩尼山・神呪寺(しんじゅじ)」であり、「感応寺」という別称もあったようだ。(Wikipediaより)
兵庫県西宮市甲山町にある寺。真言宗御室派に属する。山号は甲山。通称甲山大師で知られる。寺伝によると、淳和天皇の妃真井御前(まないごぜん)が弘法師空海に帰依して出家し、如意尼(にょいに)と称し、831年(天長8)勅願を奉じて堂を建立したのに始まるという。その後、寺は栄枯盛衰を繰り返し、源頼朝が再興したが、天正年間(1573~92)兵火で諸堂を焼失。現本堂は江戸時代の建立。本尊の如意輪観音(国の重要文化財)は、空海が如意尼の姿を桜の木に刻んだと伝える秘仏(開帳5 月18日のみ)で、室生寺、観心寺の2体とともに日本三如意輪の一つに数えられる。(yahoo!百科事典より)」
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左:バスの通っている道路の南側に仁王門が建っています。江戸時代(1804年)建立で、仁王門としては珍しい三間一戸八脚門。西宮市指定重要有形文化財。
右:本堂。現在の本堂は江戸時代に建立されたらしいです。本尊の木造如意輪観音坐像は重要文化財。年に一度しか拝顔することはできません。
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左:本堂左隣にある大師堂。木造弘法大師坐像(重要文化財:大師58歳の頃を模して造られた)が祀られています。
右:神呪寺が開創されてから1150年目にあたる昭和55年に建立された多宝塔。
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境内の展望台から眺める西宮市。
甲山01  甲山02
多宝塔の右に甲山山頂へ続く山道がありましたので、せっかくだからと登ってみることに。
山といっても標高は309.2m。すぐに登りきることができますので、お弁当持って家族連れで山頂へ行くにはちょうどいいかも(^.^)
甲山03  甲山04
左:山頂にある三角点。 右:山道の途中で見る西宮の風景。
新西国札所も残すところあと4ヵ所。西国札所よりペースが速いので、間違いなく先に満願になりそうです。
岩間寺と、石山寺は、次回リベンジ予定。たぶん、5月中にはリベンジを果たせると思います。
目的地が目と鼻の先にあるのに引き返す悔しさったらありゃしないですよ、ほんと(^^ゞ