富田林・じないまち雛めぐり その2

富田林寺内町は現在も多くの町屋が残り、大阪府で唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。また、1986年(昭和61年)8月に、中心部を南北に縦断する城之門筋が建設省の日本の道100選(道の日制定記念)に選定されました。
「重要伝統的建造物群保存地区(じゅうようでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)は、日本の文化財保護法に規定する文化財種別の1つ。日本の市町村が条例などにより決定した伝統的建造物群保存地区のうち、文化財保護法第144条の規定に基づき、「我が国」(日本)にとって特に価値が高いものとして国(文部科学大臣)が選定したものを指す。重伝建地区(じゅうでんけんちく)、重伝建(じゅうでんけん)と略称される。」
歴史そのものが残る町並み・・・というところですかね(^.^)
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富田林駅の南側、歩いてすぐに寺内町の入り口があります。
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まるで、でっかいオープンセットのよう。左の呉服店は、上野家住宅で、19世紀中期の築造。
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左:なかなか開店してくれない食堂。
右:壁の銅版がうろこ状になっている渋いツートンな家。
107橋本  108木口
左:橋本家住宅。屋号「別井屋」。入口に駒つなぎの置石があり。18世紀中期の築造。
右:木口家住宅 。18世紀中期の築造と推定。
109越井  110奥谷
左:越井家住宅。屋号「平尾屋庄兵衛」。北側に長大な米蔵がある。明治末期の築造。
右:奥谷家住宅。屋号「岩瀬屋」。奥谷家の本家で、代々、材木商を営んでいた。19世紀初期の築造。
111佐藤  112奥谷
左:佐藤家住宅。仲村家の分家。紅梅酒味醂の醸造を営んでいた。19世紀初期の築造。
右:(東)奥谷家住宅。奥谷家の分家。油商を営んでいた。19世紀初期の築造。
113葛原  114田守
左:葛原家住宅。屋号「たばこ屋」。18世紀末に酒屋を始めたと伝えられている。19世紀中期の築造。
右:田守家住宅。屋号「黒山屋三郎兵衛」。木綿商を営んでいた。18世紀中期の築造。
各住宅の説明はすべてWikipediaより。ここで紹介できたものはほんの一部。ほかにも、重要文化財である旧杉山家住宅や一般公開されている勝間家もあります。
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古い建物が好きな人にはたまらない町でしょう。古い建物を写真に収めようとしたら、町の半分撮り尽さないといけないかも(^.^)
今度こそ、イベントのない静かな平日に建物だけを撮りに寺内町に来たいなぁと思います(^.^)