福知山ツーリング 前編

天気だ! 休みだ! 予定が無い! となればバイカーならツーリングに出かけるのが当たり前(^^)
混んでいると思われるコースは避け、篠山よりちょっと遠くでお城がある福知山に行くことに決定。当然ほぼ下道。尼崎から北上して国道173号線に入り綾部経由で福知山というルート。
能勢辺りで渋滞に巻き込まれましたが、そこ以外は比較的空いて、田舎道をゆったりクルージングすることができました。
福知山へ行くのになぜ綾部経由にしたかというと、途中にある大原神社というところに寄ってみたかったから。写真で見てここはいいかもと思いまして。で、その道中でこんなものを見かけました。
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看板には「山内一豊公ゆかりの地 三之宮城跡」と書かれています。帰ってから調べたところによると、大河ドラマ「功名が辻」の放映にあわせて整備されたとか。
一豊の山内氏が尾張国(愛知県西部)に名を表すようになったのは一豊の祖父、久豊からであると考えられています。。それ以前についてはここ丹波三之宮城(京都府京丹波町三ノ宮)あたりを拠点としていた小豪族がそれに当たると言われているそうです。
時間があれば登ってみたかったんだけど、渋滞の影響でちょっと余裕が無かったので写真のみ。またいずれ・・・。
ようやく第一目的地の大原神社へ到着。ちょうどこの日は、春季例大祭で結構にぎわってました。ここまでで休憩入れて3時間。ケツも痛くなってきたし、ちょうどよかったです(^^)
■大原神社■
「古く「大原志(おおばらざし)」と俳句の季語にも詠まれた大原神社はこの地方の安産信仰をつかさどる神社としてたくさんの人々が参拝に訪れています。仁寿2年(852)に創建され、累代藩主の庇護を受け公卿諸侯の尊崇を仰ぎ、とりわけ綾部藩主九鬼侯の崇敬篤く、現在の広壮なる社殿は寛政8年(1796)に再建されたものです。拝殿唐破風の「龍の丸堀り」等の彫刻は見ものです。京都府有数の絵馬を所蔵する芽葦の絵馬殿とともに京都府の指定文化財に指定されています」(web上の説明文より)
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拝殿です。こじんまりしているのに、この唐破風下の彫刻は見事! 龍の彫刻をはじめ、すべてが息を呑むほどすごいです。
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左が絵馬殿。お祭りなので、中はイベント会場になっていてゆっくり見れなかったのが残念。右が行事の一つでもある餅撒き。景品付だそうで、みなさん結構本気になってました。それにしても、傘を広げるのはマナー違反なような気がしますが(^^)
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火神神社と水門神社。
安産の神様なので、男一人でお参りに来ている人はわたし以外ませんでしたが・・・・(^^ゞ お参りは安産以外のことを願ったのは言うまでも無いけど。
大原神社を後にして福知山城へ向かいます。程なく到着して、小腹も空いたし何か食べようとそばの喫茶店(ここしか飲食できるところが近くになかった)でお茶していると、にわかに曇りだして、雷鳴が響き、雨がざっと降ってきました。かなり焦りましたが、にわか雨だったみたいで10分くらいで止んで一安心。喫茶店を出て第2目的地の福知山城へ。
■福知山城■
「もとは小笠原長清の末裔とされる塩見頼勝が、室町時代後期に同地に築城した横山城という掻上城であった。1579年(天正7年)に明智光秀は丹波国を平定すると、これを福智山城と改名、近世城郭へと大修築したものである(城代は藤木権兵衛・明智秀満)。尚、江戸時代の城主、朽木氏により「福知山」に改められた。
本丸の石垣と、二の丸から本丸に移築された銅門脇番所(多聞櫓)は当時のものであるが、現在の天守は1985年(昭和60年)に復元されたもの(市郷土資料館)である」(Wikipediaより)
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外観復元された大天守と小天守。復元具合は見事で、鉄筋コンクリート製ながら当時を偲ばせる立派な造りです。板張りなところが古風さを醸し出してますねぇ。中は郷土資料館になってます。
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左が小天守東側にある朝暉(あさひ)神社。朽木分家始祖朽木稙綱(関ヶ原の役で西軍から東軍に寝返った朽木元綱の三男・福知山朽木家初代藩主朽木稙昌の父)を奉る神社です。右が大天守東側にある豊磐の井。直径2.5m、深さ50mは日本一を誇る井戸。今も清らかな水をたたえてます。
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福知山城の魅力は石垣にあります。一見無造作に積み上げられたように見える石垣は「穴太積(あのうずみ)」と呼ばれる積み方で、約400年の歳月を耐えてきています。石仏・石臼・灯篭など数多くの転用石が見られます。 未加工の自然石が用いられた石垣にあって、この転用石は非常に目立ちますねぇ。ほんと野面積の石垣はある種芸術品だと思う。
写真多いので、ひとまず前編終了。続きは(といっても、もう少ししかないけど)明日。お楽しみにね!(^^)
 XL883R        本日の走行距離:232km
                積算走行距離:1,032km
                      給油:11.5リットル