岡山観光 その4

岡山城を後にして、後楽園へ。木が鬱蒼としていて、外側から中はまったくといっていいほど見えません。
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橋の手前の階段で、日向ぼっこしているネコたんを発見。このネコ、よく見ると「金銀妖瞳(ヘテロクロミア)」なんです。両目の色が違うんですね。ロイエンタール提督を思い出したのは言うまでもないですか(^.^)
■後楽園■
岡山後楽園は、岡山藩主池田綱政公が家臣の津田永忠に命じて、貞享4年(11687)に着工、元禄13年(1700)には一応の完成をみました。その後も、藩主の好みで手が加えられましたが、江戸時代の姿を大きく変えることなく現在に伝えられてきました。
また、江戸時代の絵図や池田家の記録、文物が多く残され、歴史的な変遷を知ることのできる、地方では稀な大名庭園となっています。
後楽園は、かつて藩主の静養の場、賓客接待の場として使われましたが、日を定めて藩内の人々にも観覧が許されていました。
明治17年(1884)岡山県に譲渡され、一般公開されました。
昭和9年(1934)の水害、昭和20年の戦災では大きな被害を被りましたが、池田家の絵図に基づいて復旧をおこないました。
昭和27年には文化財保護法による「特別名勝」に指定され、後世に伝える歴史的文化遺産として維持管理にあたっています。
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芝生と池。周りと木々と相まって独特の雰囲気です。すごくだだっ広くて人工的な感じがします。
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公園内にある唯心山というところから撮った風景。左が延養亭(茶色い屋根)。藩主が後楽園を訪れた時の居間として使われました。景観構成や使用上から、また観賞のための中心点として最も重要な建物です。右が沢の池を望んだところ。この景色が一番きれいかな。
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園内に点在する亭舎。左が「新殿」、右が「茶祖堂」。他にもまだまだあります。
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花交の池と花交の滝。滝は奥にあってよく見えません。
後楽園を出て、対岸から気になっていたところへ行くと、銅像が立ってました。
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「水辺のももくん」という像で、平成元年(1989)岡山市制100周年を記念し、おかやま市民のシンボルとして県内外の多くの皆様に親しまれ後楽園地先の旭川のほとりに設置されたとか。像の回りも整備されているのかなんだかわからん雰囲気で、観光客もいないのですごく落ち着きます。結構お気に入りの場所かも。
後楽園は季節ごとに違う景色が楽しめそうで、近所に住んでいればたぶんちょくちょく出かけただろうなぁと思います。ただ、わたしとしては人工的で、だだっ広いのがちょっと好みに合わないかも。
後楽園を出て、市内をぶらぶらして、お土産を買い、行きと同じように在来線で帰路へ。帰りは疲れてたのかやはり寝ちゃってました。
岡山は街中より山のほう、今度行くとしたら高梁市がある備中のほうへ行きたいですね。ここには日本三大山城の一つ、備中松山城があります。城好きとしてはぜひとも押さえておかないといけないでしょう(^.^)