平城遷都1300年祭

先日(先週なんですが)、雨の中、平城遷都1300年祭のメイン会場である平城京跡に行ってきました。この日の予定は矢田寺に紫陽花を見に行くはずだったんですが、雨のために断念。そこで、この雨なら空いているだろうと、小降りになるのをまって、平城京跡へ行くことにしたというわけです。
近鉄大和西大寺で降りて、歩いて会場まで行きます。バスも出てるんですが、どう考えても歩いた方が早い。ていうか、渋滞に必ず巻き込まれるので、元気な人は歩いた方がいいかと思います。
001まほろばステージ  002せんとくん
左:何かイベントがないかと、まほろばステージへ。いいデザインなんですが、祭りが終わったら解体されるんですね・・・。もったいない気がする。
右:生せんとくん! 音楽のステージにゲスト出演。
003せんとくん  004パゴちゃん
左:指揮棒を持つせんとくん。最初は拒絶反応を示していたせんとくんですが、最近だいぶ慣れました(^^ゞ
右:交流広場にいた、斑鳩町のマスコットキャラクター、パゴちゃん。緑の足がなんか気持悪い(^.^)
005平城貴族  006第1次大極殿
左:平城宮跡資料館にいた、平城美人たち(^^ゞ
右:メイン会場最大の目玉、第一次大極殿。
「710年、元明天皇が藤原京からこの地に遷都した時に建てられた最初の大極殿を第一次大極殿と呼んでいます。
平城宮跡の中央北端に近いところに位置し、東西177m、南北318mの築地回廊に囲まれた区域の中に建てられていました。その規模は既に復元されている朱雀門のおよそ5倍の大きさになります。ちょうど現在の国会議事堂にあたるような平城宮のシンボル的な建物で、朝賀、外国使節の接見など重要な儀式が行なわれていました。」(web上の説明より)
さすが・・・圧巻です。今の建築技術でも大変なのに、1300年前に都丸々造ってたんだと思うと、感嘆の声しか出ません。
007第1次大極殿  008第1次大極殿
左:天井の装飾も見事。四方に四神とその間には干支が、升の一つ一つと壁の斜めの部分に美しいハスの花模様が描かれています。
右:儀式で天皇が着座した高御座(たかみくら)(高さ約7.5メートル)の実物大模型。衣装着て座ってみたい(^.^)
009第1次大極殿  010第1次大極殿
左:大屋根の端に輝く金色の鴟尾(しび)のレプリカのようです。
右:大極殿から前庭、そして朱雀門を望む。それにしてもだだっ広いですなぁ。
011第2次大極殿 012宮内省
左:第二次大極殿。
「第二次大極殿は東の大極殿ともいわれ、西側に位置する第一次大極殿(中央の大極殿)と共に、奈良時代の国家的行事を行なう場として最も重要な建物でした。
一度平城京を離れた聖武天皇が再びここへ戻った745年以降は、この第二次大極殿で外国使節の接見や重要な国家の儀式が執り行なわれました。
「大黒の芝」として昔から存在が語り伝えられてきたこの場所には、現在東西46m、南北24mの堂々たる基壇が復元されています。」(web上の説明より)
右:遺構展示館のすぐそばにある、宮内省の復元建物。
「古代の宮内省は、律令制で規定された八省のひとつ。太政官の右弁官局の被官で、はじめ1職4寮13司、のち統廃合されて1職5寮5司の官司を所管し、宮廷の修繕や食事、掃除、医療などの庶務一切を務め、天皇の財産を管理した。」(Wikipediaより)
013宮内省  014宮内省
宮内省の正殿。ここでお仕事していたらしい。夏は暑いわ、冬は寒いわ・・・と、あまり創造したくない環境で仕事してたんですかねぇ?
015宮内省  016東院庭園
左:こちらは倉庫らしい。
右:東院庭園。
「1967年に平城旧跡の東端に庭園の遺跡が発見されました。もともと古代文献にあったらしいのですが、本格的な発掘がされその全貌が明らかになりました。東西80m×南北100mのこの大きな庭は「続日本紀」の「東院」という言葉にちなんで東院庭園と名づけられました。この庭が復元され1998年から一般公開されています。池とその周辺に建物が配置されたこの庭はなんとも優美で、奈良時代の天皇や貴族がここで儀式や宴会を行っていたそうです。」(web上の説明より)
017東院庭園  018東院庭園
左:東院庭園にある隅楼という建物。推定でここまで復元するとは・・・。屋根の鳳凰が輝いています。
右:東院庭園:反橋と北東建物。
019東院庭園  021朱雀門
左:北東建物より中央建物、平橋を望む。平安時代以降における庭園の原形ともいえるこの庭は、一見の価値ありです。
右:平成10年に完成した朱雀門。朱雀門は平城宮跡の正門であり、平城京の入り口である羅城門からまっすぐ北に向かってのびる幅75mの朱雀大路の4m先ににあります。(Web上の説明より)
022朱雀門  023遣唐使船
左:朱雀門より。近鉄が邪魔です(^.^)
右:平城京歴史館。時間的にゆっくり見れないだろうという判断で、次回訪問のお楽しみにとっておくことにしました。
だだっ広い会場に日よけのところはほとんどありません。夏場に行かれる方は、暑さ対策をしっかりしておかないと大変なことになると思います。水分補給もしておかないと、熱中症にかかりそうですからね。
ぶっちゃけ、メインとなる建物は遷都際が終わっても残るので、わざわざ祭りで混んでいる時にいかなくてもいいかなと思います。期間限定のお土産かグッズがほしいのであれば、それだけを目当てに一回は期間中に訪れるのもいいかと(^.^)