白沙村荘(橋本関雪記念館)と御手洗祭

今日もいい天気なのでお出かけします。今回は特別公開されている記念館と、とあるお祭りに参加すべく京阪は出町柳駅までやってきました。
市バスに乗って、銀閣寺道で降り、銀閣寺、哲学の道の北の入り口の少し手前に今日の最初の目的地、白沙村荘 橋本関雪記念館があります。
■白沙村荘(橋本関雪記念館)■
「白沙村荘(はくさそんそう)は、京都市左京区にある、日本画家の橋本関雪が1916年(大正5年)から住んだ邸宅である。
1914(大正3)年頃、元は浄土寺の領地であったとされる田園地域を埋め立てて造営が始められた。
造営当時の橋本関雪は東京から戻り、南禅寺金地院に仮住まいをしながら造営の指揮を取っていたという。建物や庭園の設計は関雪自身によるもの。
総敷地面積は10,000㎡。その内6,800㎡が建物を含む庭園部、3,200㎡が庭園部以外となっている。
邸宅に造られた日本庭園は2003年(平成15年)8月27日に白沙村荘庭園の名称で、国の名勝に指定されている。」(Wikipediaより)
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左:趣のある門をくぐって敷地内へ。入館料は800円です。
右:関雪が作品制作のために造ったアトリエ存古楼(ぞんころう)。官展への出品作ここで描いたそうです。
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左:妻ヨネを弔うために建てられた持仏堂(じぶつどう)。持仏堂の本尊である地蔵尊立像は鎌倉初期頃(1200)年代の作で重要文化財です。
右:橋本関雪の作品が展示されているギャラリー。
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左:茶室・問魚亭(もんぎょてい)。憩寂庵(けいじゃくあん)という茶室は修理中で見ることが出来ませんでした。
右:庭園内にあった国東塔(くにさきとう)。橋本関雪が、大正のはじめに大分県の別府に行ったとき手に入れたもので、静御前の供養塔と伝えられています。
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左:竹薮の中には、藪の羅漢がありました。亡き妻を供養するために、自分で作ったととか。
右:30年もかけて作り上げた庭は見事の一言に尽きますな。
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左:存古楼(ぞんころう)から池を眺めます。風が心地よく、とってもまったりできます。
右:哲学の道にある桜は関雪桜と呼ばれています。 大正11年(1921年)、 橋本関雪と妻のヨネが京都市に寄贈した桜の苗木を京都市が 哲学の道沿いに植えたことからそう呼ばれているとか。
入館料800円・・・ぜんぜん高くない。払う価値あります。いままで、哲学の道とか銀閣寺とかを見に来ているというのになんで訪れなかったんだろう? 今度は秋の紅葉のときに再訪したいと思いました(^.^)
哲学の道近くに、趣のある喫茶店があるというので、休憩がてら行ってみることにしました。銀閣寺西の鹿ケ谷通りを少し下った所にその喫茶店はありました。
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GOSPEL(ゴスペル)というカフェ。喫茶店というよりは白亜の洋館といった感じ。昭和57年(1982年)にヴォーリス建築事務所によって建てられたそうです。
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左:1階はアンティークの店。カフェはこの渋い階段を上った2階にあります。
右:店内は天井も高く、アテーブルや椅子はアンティーク風の木製で落ち着きます。
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左:店内はジャズがいい音量で流れていました。壁の棚にはLPレコードがぎっしり。
右:アンティークなイスに座りながら、窓の外を眺めて、カフェをいただきながらまったり・・・。いい時間を過ごせましたわ(^.^)
メニューは高い(コーヒーが650円、ケーキセットが1,300円・・・等)けど、この雰囲気をあわせて味わうものとすればこれは高いとは思えません。一度、夜に来てみたいものですなぁ。
哲学の道で、八つ橋パフェを食べつつ、出町柳駅まで戻ることにしました。ちょっと早めの晩御飯を食べようと、さしこ茶屋にいったところ、ごはんものが売り切れ・・・。仕方なく別の店を探していたところ、ちょっといい店を発見しためしに入店してみることに。
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左:「上燗や茶坊」というお店。お茶もお酒もごはんもできるオーガニック志向たっぷりのお店。
右: 日替わり定食は豚しゃぶがメインで1,000円でした。体によさそうな味で、素朴だけど結構いける。
本日のメインイベントは「御手洗祭」。日が落ちるまで時間をつぶしてから。下鴨神社へ向かいます。
■御手洗(みたらし)祭■
「平安時代、季節の変わり目に貴族は禊祓いをして、罪、けがれを祓っていた。現在は下鴨神社の夏の風物詩として根付いており、土用の丑の日に御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれを祓い、疫病、安産にも効き目があるといわれている。
祭当日、裸足になってみたらし池をすすむ「足つけ神事」には、老若男女が集まり、御手洗池で膝までを浸し、無病息災を祈る。
御手洗池から取れた黒い小石は「かん虫封じ神石」としての信仰があり、この日に限り授与されている。」(WEB上の説明より)
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神社全体がライトアップされていました。御手洗池に入るための行列がえらいことになってますが・・・それほど、待つことはなく意外と流れは速かったです。
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素足になって、ひざ下まで水につかりながら、境内末社の御手洗社前にロウソクを奉納。この池の水が冷たいのなんのって、足をつけた子供が泣き出すくらいなんですわ。キンキンに冷えたジュースくらいの冷たさはあったと思う。足湯が欲しくなりましたもん、夏なのに(^.^)
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左:ロウソクを奉納した後に、御神水をいただきます。これで、罪やケガレは祓われたんだろうか?
右:奉納提灯って一灯いくらするんだろう?
夏といえば夏祭り。これからも、夏バテにならずに、いろんなところでお出かけするぞ(^.^) わたしに引きこもりという言葉はない(^.^)/
そして・・・・やはり、神頼みするぞ(^_^;)