朝来市観光(生野銀山PartⅡ) その4

坑道内を出たら、坑道外コースへ行きましょう。金香瀬旧露頭群跡、江戸時代の露天掘り跡がそのコースになっています。
露天掘りとは、坑道を掘らずに地表から渦を 巻くように地下めがけて掘っていく手法。地中から噴出した鉱脈が地表に現れた部分を露頭という。昔はこの露頭を探し当て、そこから地中へ掘り進んで採掘しました。
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左:坑道入口横の階段を登っていきます。
右:わたしは通行手形を持っていましたので、先に進むことが出来ました(^.^)
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左:昔は単なる山だったんでしょうが、人力で切り開いていったんでしょうね。
右:ここも露天掘り跡かな?
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左:慶寿の堀切りと呼ばれる、江戸時代の露頭採掘跡。
右:下川戸坑口。
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左:露天掘り跡(慶寿ひ)。岩山を裁ち割って掘るので堀切と呼ばれていたそうです。
右:辰巳坑・坑口。
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左:粘土断層。この断層は食い違いが約120mで落差がほとんど伴わない珍しいものだそうです。断層が起きる際、岩石がはさまれて出来た粘土を多量にはさんでいるので、粘土断層と呼ばれています。
右:しかし、これだけのものを人力で切り開いたのかと思うと感心しまくりです。いったいどれだけの人が、この地でノミをふるったんだろうか・・・。
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左:鉱山資料館。江戸時代の鉱山立体模型をはじめ、 鉱山の様子を詳しく描いた絵巻物や、鉱山の器具類などが展示されています。
右:巨大な鉱山立体模型。まるで蟻の巣。でも、これは鉱山の一部に過ぎないんですね。実際の大きさを想像すると・・・びっくり(^.^)
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左:鉱山で実際に使用したものもいろいろ展示されていました。
右:鉱山で使用する電力を発電していた、水力発電用タービンが置いてありました。
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左:吹屋資料館。江戸 時代、幕府に献上する上納銀ができるまでの製錬工程を電動人形で再現しています。
右:吹屋とは、今でいう銀を精錬することにあたります。吹屋の作業は、(1)素吹(2)真吹(3)南蛮絞(4)荒灰吹(5)上銀吹の5つの工程に分かれています。
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左:ボタンを押すと人形がだるそうに動き出します(^.^)
右:上銀吹。それにしても、人形すべてがイケメンすぎ。彫が深すぎて、和装とあわせて違和感ありまくり(^.^)
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左:生野鉱物館。この2階が「生野銀山文化ミュージアム」。別途100円入館料が要ります。
右:江戸時代までの生野銀山、明治以降の生野鉱山の歴史、探鉱・採掘・選鉱・精錬の工程、鉱山町特有の町並み、鉱山文化などのパネル展示や、生野鉱山で長く活躍された藤原寅勝コレクション609点、小野治郎八コレクション155点などの貴重な鉱物標本、「生野鉱」、「桜井鉱」始め70種以上にも及ぶ生野産出鉱石の一覧表や一部標本も展示されています。(公式サイトより)
いやぁ、生野銀山、濃密でしたわ。ボリュームたっぷり見所満載。何で今まで来てなかったんだろうと思う。親子連れでいくにはもってこいの所ですね、ここは。
ここで終わりかと思いきや、なんとその5もあるという・・・。もうちょっとお付き合いくださいね(^_^;)