吉野の紅葉と寺社めぐり

紅葉もそろそろ終わりなので、締めにどこに行こうか・・・・。などと考えていたら、ふと金峯山寺の蔵王権現の特別公開が12月9日で終わることを思い出しました。
ということで、締めの紅葉は吉野に決定(^.^) さっそく、近鉄吉野行急行(特急料金はケチりました(^_^))のって出発。
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左:現存する日本最古ロープウェイ(吉野ロープウェイ)に乗って下千本へ。
右:参道のところどころにまだ紅葉が残ってました。
お昼食べてから、本日のメインである金峯山寺へ。金峯山寺は、7世紀に活動した伝説的な山林修行者・役小角(えんのおづぬ)が開創したと伝え、蔵王権現を本尊とするお寺です。
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左:仁王門(国宝)。康正2年(1456年)の再興らしいです。
右:本堂(蔵王堂)(国宝)。木造建築としては東大寺大仏殿に次ぐ規模で迫力満点。天正19年(1592年)の建立。
本尊である木造蔵王権現立像 3躯(重要文化財)が今回特別公開されています。これはすごかった。青い体にいかつい形相で3体とも迫力ありすぎでした。さすが秘仏(^.^)
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金峯山寺の紅葉。
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左:境内には大塔宮護良親王(後醍醐天皇の皇子)の忠臣として知られる村上義光がここで自害したとされる碑が立ってました。
右:参道沿いの紅葉。
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左:吉水神社の参道。ここも紅葉。
右:吉水神社境内の庭園。小ぶりながら見事。
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左:本堂に隣接する書院には、後醍醐天皇の玉間と源義経が潜居したと伝えられる間があり、重要文化財に指定されています。
右:吉水神社にある、弁慶の力釘。弁慶が力試しのために指先で岩に釘を2本押し込んだ釘と伝えられています。
バスに乗って、奥千本へ。マイクロバスに乗って行きましたが、細く曲がりくねった道なのにえらいスピードで飛ばしていきまして、さすがプロと思いましたわ。ちょっと怖かったけど(^.^)
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左:金峯神社。吉野山最奥の青根ヶ峰のそばにあり、吉野山の地主神・金山毘古命を祀っています。
右:義経隠れ塔。義経と弁慶が追っ手から逃れるために隠れ、追っ手から逃れるため屋根を蹴破って外へ出た為、「義経の隠れ塔、蹴抜けの塔」とも伝わっています。
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奥千本からの眺望。絶景かな(^.^)
奥千本からまたバスに乗って中千本に戻ります。如意輪寺に行きたかったんですが、時間的にも無理と思い、バス停近くにあるお寺を見ていくことにしました。
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左:竹林院。宿坊竹林院群芳園が有名だとか。こういうお宿に一度泊まってみたいものです。
右:せっかく来たので、竹林院の庭園・群芳園を見て行きます。大和三庭園の一つとされる回遊式庭園で、千利休の作、細川幽斎の改修と伝っています。
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竹林院の境内も紅葉がきれいでした。拝観料払った甲斐があった(^.^)
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左:桜本坊。役行者に縁のある山岳修行を行う道場だそうで、行ったときも山伏がほら貝を吹いていました。
右:喜蔵院。 金峯山寺の子院(塔頭)で、宿坊の一つです。
吉野はもちろん一日で回りきることはできません。また、機会を作って訪れたいと思います。
桜のシーズンは避けて、初夏のころに来ようかな。人でごった返してると、ゆったり過ごせないもんね(^.^)