GWは安・近・短2011その2 生駒聖天と獅子閣PartⅡ

今日の本当の目的は、獅子閣の特別公開。宝山寺境内にある洋風建築。なぜこのような建築物がお寺に・・・?
「寺院には珍しい擬洋風建築で明治17年に第14世乗空和尚のとき、客殿として竣工した。棟梁は越後の宮大工吉村松太郎氏。
外部は洋風、内部一階は六畳二間、洋室一間。二階は十畳二間。角柱と丸柱、不思議な取り合わせが調和しているポーチとベランダの高欄は寺院建築によくある装飾。隅柱の柱頭、柱根の豪華な飾り。鋭角の破風と屋根。破風の寶山寺の寺紋の竜胆車。アーチ型の窓と色ガラス。内部の螺旋階段。外人技師の西洋建築かと思って見ると、紫檀の床柱があったり、落ち着いた和室もある。さすが日本の心をもった宮大工の作である」(WEB上の説明より)
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左:概観。思ったより大きくは感じない。
右:1階洋間。ステンドグラスがはめられた扉。この鏡を通して四季の景色を楽しむものだそう。
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左:2階に上がる螺旋階段。中央の柱と手摺だけで荷重を支えています。
右:1階六畳の間の見事な襖絵。
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左:これも1階六畳の間。仕切りの襖絵の作者は藤原光孚。
右:2階十畳の和室。仕切りの襖絵は高島掬香の筆によるもの。格天井が見事ですね。
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左:2階は総金箔張り。でも鈍い輝きなので、けばけばしさはなく落ち着いた感じ。
右:ベランダ。柱や手摺はすべて手彫り。非常に美しいです。
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左:この写真からはわかりませんが、この建物は崖に張り出す懸造(かけづくり)で建てられています。
右:庭にあった茶室。こちらも修理して公開する計画があるそうです。
まさに和洋折衷の見事な建築物でした。これは、見学に来てよかったと思いました。しかも、祝日なのにほとんど見学者がいなくて、綺麗な写真も撮れてほんとに満足満足(^.^)
次に生駒に行くのは、たぶん夏の避暑で遊園地に行くときかな(^.^)